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消防設備士甲3 資格取得までの必要費用

消防設備士甲3

消防設備士甲種3類の受験を考えている人へ向けた記事です。

消防設備士甲種3類に合格した私が実際に免状を取得するまでにかかった費用を中心に解説します。

消防設備士甲3はどんな資格?

不活性消火設備や粉末消火設備の整備及び点検を行うための国家資格です。

不活性消火設備は電気室など特殊な場所で設置義務があり、すべての不活性消火設備に対して定期点検が必要になります。

消防設備士資格は「業務独占資格」であるため、仕事の需要が安定している面もあります。

受験申請

受験申請は書面申請と電子申請の2つからできます。

項目費用
受験費用 甲種5,700円
受験費用 乙種3,800円
振込手数料230円

甲種受験には受験資格があるので注意です。

電子申請

一般財団法人消防試験研究センターホームページより申請できます。

こんな人は電子申請が便利です。

甲種3類のみ受験する人

他の消防設備士を合格し免状を持っている人

過去3年以内の再受験の人

書面申請

こんな人が書面申請です。

受験資格を証明する書類が必要な人

科目免除を希望し、資格証明の書類が必要な人

同一試験日に複数の受験を申請する人

書面受け取りには3通りあります。

受験地のセンターまたは支部へ取りに行く

平日 9時~17時に取りに行く必要があります。

場所は支一般財団法人消防研究センターの支部等ページから確認できます。

最寄りの消防署へ取りに行く

基本的には消防署の窓口の時間 平日 8時30分から17時15分に行く必要があります。

ただし事前に電話をしておけば時間外であっても対応してくれる場合もあるようです。

受験地のセンターまたは支部から願書を取り寄せる

こちらから郵送により必要書類を送り、願書を取り寄せます。

全国共通の受験願書と払い込み票なので東京から取り寄せても問題ありません。

書面申請する時は受験地の試験センターに書き直すよう注意してください。

項目費用
郵送料金84円
返信用料金140円
返信用封筒20円

受験票の準備

受験票が届いたら受験票に写真の添付が必要です。

忘れずに行いましょう。

縦4.5cm×横3.5cm

項目費用
証明写真200円

勉強する為の参考書

3類は参考書の種類が少ないので選ぶ参考書は限られてきます。

項目費用
参考書2,500円

試験当日

試験場所への交通費がかかります。

受験票に記載された試験会場を確認し早めに到着しましょう。

項目費用
交通費

合格したら

合格通知が届いたら免状の申請を行います。

申請に必要なものを確認の上、申請する道府県の当センター支部へ送ります。

直接、センター支部へ持っていく方は平日9時~17時ですので注意して下さい。

項目費用備考
定型郵便+簡易書留84円+320円直接、センター支部へ持っていくことも可能です。
収入証紙2,900円
返信用の封筒5円定形封筒(長さ14cm~23.5cm、幅9cm~12cm)
簡易書留郵便料金の切手404円

消防設備士になったら法定講習

初回の講習は免状の交付を受けた日以降における最初の4月1日から2年以内に受講が必要です。

また、初回の受講を受けた後は、前回の受講日以降における最初の4月1日から5年以内に受講が必要です。

受講申請書の受け取り

センター(都道府県)によっては初回、前回の講習に参加している人へハガキでお知らせが来ます。

受講申請書の配布場所は各都道府県各センターのホームページを参照してください。

又、各都道府県各センターから日時、開催場所の確認ができます。

受講申請

郵送により申し込みます。

項目費用
定型郵便+簡易書留84円+320円
受講料 収入証紙7,000円
返信用切手63円

法定講習を受講しなかったら

受講するのに7,000円かかります。

必要ないなら費用をかけたくない方がほとんどではないでしょうか。

消防設備士として作業従事する人

作業従事される方は受講しない場合、期限切れになると作業従事できません。

期限は消防設備士免状に記載されています。

さらに違反があれば失効、免状返納命令を受けますので注意してください。

受講によって最新の情報にアップデートされますので受講しましょう。

消防設備士として作業従事しない人

消防設備士は減点制が採用されており、減点が20点を超えると失効、免状返納命令を受けます。

定期講習を受講しない場合は「消防設備士講習受講義務違反」となり5点の減点です。

3年でリセットされる為、最大で15点の減点となり免状資格には影響ありません。

年数累計減点数違反備考
5法定講習未受講法定講習年
10法定講習未受講
15法定講習未受講
15法定講習未受講

ただし免状の期限が切れている場合は点検等はできません。注意してください。

実際にかかった費用

甲3を受験する際の金額をまとめました。

項目費用備考
免状を受けとるまでにかかった費用12,343円
免状取得後、定期講習にかかる費用7,404円2年若しくは5年に1度です

活躍の場は限定的ですが私の場合は費用を考慮し資格取得後の仕事の幅を考えると取得して良かった資格の1つです。

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