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消防設備士法定(消火設備)講習へ参加

消防設備士甲3

消防設備士法定講習へ参加しました。今回は消火設備が対象です。

消防設備士を合格した後の講習がどんなものか気になる方も多いかと思います。

ぜひ参考にしてください。

講習対象者

消防設備士の免状を受けた日以後における最初の4月1日から2年以内、前回講習を受けた日以後における最初の4月1日から5年以内です。

講習の種類

講習の種類免状の種類
消火設備甲・乙 1類・2類・3類
警報設備甲・乙 4類・乙7類
避難設備・消火器甲・乙 5類・乙6類

講習の申し込み

初回、継続で講習を受ける

各都道府県の消防設備協会より消防設備士講習の案内が届きます。

※案内が来ない都道府県もあるようなので注意しましょう。

諸事情により期間内に講習を受けなかった

受講したい都道府県の消防設備協会又は消防庁より申し込みをします。

受講しなかった場合

消防設備士の法定講習は免状を持っている全ての人が対象で、各講習区分にそって受講しなければならないと定められています。(消防法第17条の10の規定より)

消防設備士として作業従事する人

免状の期限が切れている場合は点検等はできません。

消防設備士として作業しない人

消防設備士は減点制が採用されており、減点が20点を超えると失効、免状返納命令を受けます。

定期講習を受講しない場合は「消防設備士講習受講義務違反」となり5点の減点です。

3年でリセットされる為、最大で15点の減点となり免状資格には影響ありません。

年数累計減点数違反備考
法定講習未受講法定講習年
10法定講習未受講
15法定講習未受講
15法定講習未受講

講習を受講する費用

項目費用備考
受講手数料7、000円県収入証紙
郵便467円簡易書留+返信用切手

法定講習の受講(消火設備)

法定講習当日スケジュール

講習科目講習時間
受付9時~9時20分
オリエンテーション9時20~9時30分
消防用設備等関係法令及び防火に関する他法令等に関する事項9時30~12時
消防用設備等の工事又は整備に関する事項12時50~16時50分
効果測定(確認テスト)

オリエンテーションでの気になる話

消防設備士の高齢化により有資格者が減ってくることが懸念される。(他の業種より顕著に表れている)

その為に、協会として活動していること

  • 高校(工業高校など)に赴き消防設備士の職業紹介をし認知度を高める。
  • 今日来ている皆さんの家族や知り合いに進路に困っている人がいれば消防設備士について宣伝してほしい。(電気工事士の受験理由は家族や知り合いに電気工事士を持っている人から影響を受けている事が多い)
気になるポイント

有資格者が減る事で点検や工事に支障が出てくるのか

給与面などの待遇は良くなるのか

これから少子高齢化がさらに進み消防設備士に限らず他の職種でも有資格者など働き手が減ってきます。

さらに電気工事士とは性質が違います。(講習が必要、種類が多い、身近なDIYで活用できない)

認知度を高める事は大事で、ある程度の効果はありそうですが消防設備士を目指すとはなりにくく感じます。

個人的にはビルメン(設備管理)4点セットと言われる第2種電気工事士、第3種冷凍機械責任者、2級ボイラー技士、危険物取扱者4類の中に消防設備士を加え周知する事がよいと考えます。

消防用設備等関係法令及び防火に関する他法令等に関する事項での気になる話

全ての類共通の法令に関する事項です。

その中で免状返納事例です。

1.1類の免状を持っている人が点検依頼主に4類に当たる火災報知器の点検をお願いされ点検しました。点検をした理由は点検する自信があったから。もちろん免状を持っていなかったので記録を出した後、発覚しました。

2.4類の免状を持っている人が火災報知器の点検を行いました。この人は法定講習を受講していなかった為、記録を提出した後に発覚しました。

消防用設備等の工事又は整備に関する事項

こちらは1類、2類、3類の工事に関する事項です。

講習科目講習時間
消防用設備等の工事又は整備に関する事項12時50~16時50分
1類12時50~14時50分
2類14時50~15時50分
3類15時50~16時50分

半分以上1類の話でした。

こちらの講習では1類、2類、3類が対象なので自分に関係ない話も出てきます。

効果測定(確認テスト)

全部で6問解答します。

前半の3問は共通法令、後半の3問は自分の該当する免状の種類に応じて解答する問題が変わります。

テストは自分で〇付けし返却します。テストの点が悪くても問題有りません。

さいごに

消防設備士の免状を持っている人は必ず受講する法定講習です。

これから受講予定の人やまだいけていない人は忘れずに受講しましょう。

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