科目Ⅰエネルギー総合管理及び法規より「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律」問題の解答と解説です。
過去の問題から類似問題を解説していきます。
第三章「工場等に係る措置等」
第一節 工場等に係る措置
第二款 特定事業者に係る措置
エネルギー管理統括者 第8条
エネルギー管理企画推進者 第9条
第一種エネルギー管理指定工場等の指定等 第10条 第11条 第12条
第二種エネルギー管理指定工場等の指定等 第13条 第14条
参考 ECCJ省エネルギーセンター エネルギー管理士 過去の試験問題
- エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律
- エネルギー管理指定工場等ごとの義務
- 区分ごとのエネルギー管理者等専任数
- エネルギー管理者などの選任時期
- 令和6年度 問題1(5)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関連する事項について
- 令和5年度 問題1(4)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
- 令和4年 問題1(3)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
- 令和3年 問題1(2)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
- 令和2年 問題1(2)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
- 令和元年 問題1(2)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
- 平成30年 問題1(2)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
- 平成29年 問題1(2)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
- 平成28年 問題1(2)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
- 平成27年 問題1(2)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
- 平成26年 問題1(2)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
- 過去の傾向
エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律
エネルギー管理指定工場等ごとの義務
年度間エネルギー使用量 (原油換算値㎘) | 3,000㎘/年度以上 | 3,000㎘/年度以上 | 1,500㎘/年度以上 ~3,000㎘/年度未満 | 1,500㎘/年度未満 |
指定区分 | 第一種エネルギー 管理指定工場等 | 第一種エネルギー 管理指定工場等 | 第二種エネルギー 管理指定工場等 | 指定なし |
事業者の区分 | 第一種特定事業者 | 第一種特定事業者 | 第二種特定事業者 | なし |
業種 | 製造業等5業種 (鉱業、製造業、電気供給業、 ガス供給業、熱供給業) ※事務所を除く | 左記業種の事務所 左記以外の業種 (ホテル、病院、学校等) | 全ての業種 | 全ての業種 |
選任する者 | エネルギー管理者 | エネルギー管理員 | エネルギー管理員 | なし |
区分ごとのエネルギー管理者等専任数
選任する者 | 事業者の区分 | エネルギー使用量 | 選任数 | |
エネルギー管理統括者 | 特定事業者、特定連鎖化事業者又は認定管理統括事業者 | 1,500㎘/年度以上 | 1人 | |
エネルギー管理企画推進者 | 特定事業者、特定連鎖化事業者又は認定管理統括事業者 | 1,500㎘/年度以上 | 1人 | |
エネルギー管理者 | 第一種特定事業者(第一種指定事業者を除く) (第一種エネルギー管理指定工場等(製造5業種)) | ①コークス製造業、電気供給業、ガス供給業、熱供給業の場合 | 10万kℓ/年度以上 | 2人 |
10万kℓ/年度未満 | 1人 | |||
②製造業(コークス製造業を除く)、鉱業の場合 | 10万kℓ/年度以上 | 4人 | ||
5万kℓ/年度以上10万kℓ/年度未満 | 3人 | |||
2万kℓ/年度以上5万kℓ/年度未満 | 2人 | |||
2万kℓ/年度未満 | 1人 | |||
エネルギー管理員 | 第一種指定事業者(第一種エネルギー管理指定工場等(製造5業種以外)) | 1人 | ||
第二種特定事業者(第二種エネルギー管理指定工場等) | 1人 |
エネルギー管理者などの選任時期
選任する者 | 年間使用合計量 | 選任時期 |
エネルギー管理統括者 | 1,500㎘/年度以上 | 遅滞なく選任 |
エネルギー管理企画推進者 | 1,500㎘/年度以上 | 6ヶ月以内に選任 |
エネルギー管理者 | 3,000㎘/年度以上 | 6ヶ月以内に選任 |
エネルギー管理員 | 1,500㎘/年度以上 | 6ヶ月以内に選任 |
令和6年度 問題1(5)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関連する事項について
解説と解答
第8条、第17条 エネルギー管理指定工場等の区分
エネルギー管理指定工場等の区分 | 原油換算エネルギー使用量 |
第一種エネルギー管理指定工場等 | 3000キロリットル |
第二種エネルギー管理指定工場等 | 1500キロリットル |
第3条 法第11条第1項 政令でエネルギー管理者の選任基準
1コークス製造業、電気供給業、ガス供給業又は熱供給業に属する第一種エネルギー管理指定工場等
10万キロリットル未満 | 1人 |
10万キロリットル以上 | 2人 |
2それ以外の第一種エネルギー管理指定工場等
2万キロリットル未満 | 1人 |
2万キロリットル以上5万キロリットル未満 | 2人 |
5万キロリットル以上10万キロリットル未満 | 3人 |
10万キロリットル以上 | 4人 |
鋳造工場12000kℓ 第一種エネルギー指定管理工場 エネルギー管理者1名
加工工場2300kℓ 第二種エネルギー指定管理工場 エネルギー管理員
(10)イ 第二種エネルギー指定管理工場 (11) エ エネルギー管理者1名
(12)キ エネルギー管理員
令和5年度 問題1(4)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
解説と解答
化学工場 35,000キロリットル
エネルギー管理者 | 第一種エネルギー管理指定工場等(製造5業種) | 製造業(コークス製造業を除く) | 2万kℓ/年度以上5万kℓ/年度未満 | 2人 |
本社 3,500キロリットル (事務所として使用)
エネルギー管理員 | 第一種特定事業者 | 製造業(コークス製造業を除く)の事務所 | 3,000㎘/年度以上 | エネルギー管理員 |
ア 第一種エネルギー管理指定工場等 オ エネルギー管理者2名 キ エネルギー管理員 12点
令和4年 問題1(3)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
解説と解答
発熱量又は熱量1ギガジュールは原油0.0258キロリットル換算
化学工場 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
a | 20万ギガジュール | 都市ガスを使用 | 〇 |
b | 35万ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
c | 25万ギガジュール | 都市ガスを使用 | 〇 |
5万5千ギガジュール | 発電し電気で利用 | × | |
13万3千ギガジュール | 蒸気として利用 | × | |
d | 3千ギガジュール | 給水として再利用 | × |
e | 5万ギガジュール | 冷却水として循環利用 | × |
cはガスタービンコージェネレーションの発電燃料と、それにより発生した電気と蒸気について記載してあります。ガスタービンコージェネレーションの燃料として使用したエネルギーを使用した熱量として計算します。
dはaとcの熱量から再利用している為、eは冷却し熱量を放熱している為、d、eを除いたa+b+c(都市ガスのみ)を計算します。
エネルギー使用量=800000×0.0258=20640キロリットル
本社事務所 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
f | 3万8千ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
g | 2千ギガジュール | fの電気の一部を使用 | × |
h | 1万2700ギガジュール | 都市ガスを使用 | 〇 |
1万500ギガジュール | 都市ガスを使用 | 〇 |
gはfより電気エネルギーを使用している為、gを除いたf+hを計算します。
エネルギー使用量=61200×0.0258=1578.96キロリットル
本社事務所の使用した熱量1578.96キロリットルより
第一種エネルギー 管理指定工場等 | 製造業等5業種 (鉱業、製造業、電気供給業、 ガス供給業、熱供給業)の事務所 | 3,000㎘/年度以上 |
化学工場の使用した熱量20640キロリットルより
エネルギー管理者 | 第一種エネルギー管理指定工場等(製造5業種) | 製造業(コークス製造業を除く) | 2万kℓ/年度以上5万kℓ/年度未満 | 2人 |
選任する者 | 選任時期 |
エネルギー管理者 | 6ヶ月以内に選任 |
A 20640 B 1579 イ 第一種エネルギー管理指定工場等に該当する
イ 2 キ 6か月 20点
令和3年 問題1(2)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
解説と解答
発熱量又は熱量1ギガジュールは原油0.0258キロリットル換算
金属加工工場 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
a | 11万ギガジュール | 都市ガスを燃料として使用 | 〇 |
4千ギガジュール | ボイラ使用後に排熱を再利用 | × | |
b | 31万ギガジュール | 都市ガスを燃料として使用 | 〇 |
1万ギガジュール | 加熱炉の熱を再利用 | × | |
c | 27万9千ギガジュール | bを改修しエネルギーを抑えた | × 前年度途中からなのでbを使用 |
d | 3万ギガジュール | bの熱を再利用 | × |
e | 42万ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
再利用しているものは計算にいれない為、それらを除いたa+b+eを計算します。
エネルギー使用量=840000×0.0258=21672キロリットル
本社事務所 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
f | 4万5千ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
g | 2千ギガジュール | fの一部を使用 | × |
gはfより電気エネルギーを使用している為、fの使用エネルギーのみ計算します。
45000×0.0258=1161キロリットル
エネルギー管理工場等指定なし | 全ての業種 | 1,500㎘/年度未満 |
金属加工工場の使用した熱量21672キロリットルより
エネルギー管理者 | 第一種エネルギー管理指定工場等(製造5業種) | 製造業(コークス製造業を除く) | 2万kℓ/年度未満 | 1人 |
A 21672 B 1161 エ エネルギー管理工場等には該当しない
イ エネルギー管理者2名 16点
令和2年 問題1(2)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
解説と解答
発熱量又は熱量1ギガジュールは原油0.0258キロリットル換算
化学工場 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
a | 9万6千ギガジュール | 都市ガスを使用 | 〇 |
b | 5千ギガジュール | プラスチックごみを再利用 | × |
c | 6千ギガジュール | ボイラの熱を再利用 | × |
d | 3千ギガジュール | 再生可能エネルギーを利用 | × |
e | 53万ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
再利用しているものは計算にいれない為、それらを除いたa+eを計算します。
エネルギー使用量=634000×0.0258=16150.8キロリットル
本社事務所 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
f | 2万2千ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
g | 3千ギガジュール | 再生可能エネルギーを使用 | × |
再生可能エネルギーは計算にいれない為、それらを除いたfを計算します。
エネルギー使用量=22000×0.0258=567.6キロリットル
化学工場の使用した熱量16150.8キロリットルより
エネルギー管理者 | 第一種エネルギー管理指定工場等(製造5業種) | 製造業(コークス製造業を除く) | 2万kℓ/年度以上5万kℓ/年度未満 | 2人 |
本社事務所の使用した熱量567.6キロリットルより
エネルギー管理員 | 第一種特定事業者 | 製造業(コークス製造業を除く)の事務所 | 3,000㎘/年度以上 | エネルギー管理員 |
A 16151 B 568 ア 第1種エネルギー管理指定工場等に該当する
イ ②エネルギー管理者1名の選任が必要 エ ④ どちらも選任が不要 22点
令和元年 問題1(2)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
解説と解答
発熱量又は熱量1ギガジュールは原油0.0258キロリットル換算
化学工場 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
a | 3万5千ギガジュール | 都市ガスを使用 | 〇 |
b | 2万ギガジュール | 都市ガスを使用 | 〇 |
c | 8千ギガジュール | bの発電した電気を利用 | × |
d | 7千ギガジュール | bで発生した蒸気を利用 | × |
e | 5万ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
再利用しているものは計算にいれない為、それらを除いたa+b+eを計算します。
エネルギー使用量=105000×0.0258=2709キロリットル
本社事務所 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
f | 1万8千ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
g | 9千ギガジュール | 都市ガス及び電気を使用 | 〇 |
再利用しているものは計算に入れませんが、エネルギーに2種類使用しているのですべて含みf+gを計算します。
エネルギー使用量=27000×0.0258=696.6キロリットル
化学工場の使用した熱量2709キロリットルより
エネルギー管理員 | 第二種特定事業者 | 全ての業種 | 3,000㎘/年度未満 1,500㎘/年度以上 | 6ヶ月以内に選任 |
本社事務所の使用した熱量696.6キロリットルより
なし | 指定なし | 全ての業種 | 1,500㎘/年度未満 |
A 2709 B 697 イ ②のみ 食品加工工場のエネルギー管理員
ウ 6か月以内 18点
平成30年 問題1(2)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
解説と解答
発熱量又は熱量1ギガジュールは原油0.0258キロリットル換算
機械部品製造工場 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
a | 10万5千ギガジュール | 都市ガスを使用 | 〇 |
b | 7万9千ギガジュール | 都市ガスを使用 | 〇 |
c | 1万5千ギガジュール | aの加熱炉から排熱を再利用 | × |
d | 3万3千ギガジュール | bで発生した電気、蒸気を利用 | × |
e | 7万3千ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
再利用、二次利用しているものは計算にいれない為、それらを除いたa+b+eを計算します。
エネルギー使用量=257000×0.0258=6630.6キロリットル
本社事務所 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
f | 5万7千ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
g | 6千ギガジュール | 都市ガス及び化石燃料を使用 | 〇 |
再利用しているものは計算に入れませんが、すべて含みf+gを計算します。
エネルギー使用量=63000×0.0258=1625.4キロリットル
機械部品製造工場の使用した熱量6630.6キロリットル、本社事務所1625.4キロリットルより
エネルギー管理者 | 第一種特定事業者 | 製造業 | 2万kℓ/年度未満 3,000㎘/年度以上 | 1人 |
エネルギー管理員 | 第一種特定事業者 | 事務所 | 3,000㎘/年度未満 1,500㎘/年度以上 | 1人 |
A 6631 B 1625 エ ①と④ ①機械部品製造工場のエネルギー管理者
④本社事務所のエネルギー管理員 ア 遅滞なく 16点
平成29年 問題1(2)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
解説と解答
発熱量又は熱量1ギガジュールは原油0.0258キロリットル換算
機械部品製造工場 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
a | 22万ギガジュール | A重油を使用 | 〇 |
b | 2万8千ギガジュール | 木材チップを使用 | × |
c | 7万5千ギガジュール | 都市ガスを使用 | 〇 |
d | 1万6千ギガジュール | cで発生した電気を利用 | × |
3万8千ギガジュール | cで発生した蒸気を利用 | × | |
e | 18万5千ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
再利用、二次利用や木材チップを燃料にしているものは計算にいれない為、それらを除いたa+c+eを計算します。
エネルギー使用量=480000×0.0258=12384キロリットル
本社事務所 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
f | 5万5千ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
g | 6千ギガジュール | 再生可能エネルギーを使用 | × |
再利用しているものは計算に入れませんが、すべて含みf+gを計算します。
エネルギー使用量=55000×0.0258=1419キロリットル
機械部品製造工場の使用した熱量12384キロリットル、本社事務所1419キロリットルより
エネルギー管理者 | 第一種特定事業者 | 製造業 | 2万kℓ/年度未満 3,000㎘/年度以上 | 1人 |
なし | 指定なし | 事務所 | 1,500㎘/年度未満 |
選任する者 | 年間使用合計量 |
エネルギー管理統括者 | 1,500㎘/年度以上 |
エネルギー管理企画推進者 | 1,500㎘/年度以上 |
エネルギー管理者 | 3,000㎘/年度以上 |
エネルギー管理員 | 1,500㎘/年度以上 |
カ 12384 ア 1419 オ ②と⑤と⑥ ア 1
12点
平成28年 問題1(2)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
解説と解答
発熱量又は熱量1ギガジュールは原油0.0258キロリットル換算
食品製造工場 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
a | 6万4千ギガジュール | 都市ガスを使用 | 〇 |
b | 1万ギガジュール | aで発生した蒸気を利用 | × |
c | 8千ギガジュール | プラスチックごみを使用 | × |
d | 4千ギガジュール | 再生可能エネルギーを利用 | × |
e | 5万ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
再利用、二次利用やプラスチックごみを燃料にしているものは計算にいれない為、それらを除いたa+eを計算します。
エネルギー使用量=114000×0.0258=2941.2キロリットル
本社事務所 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
f | 2万ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
g | 3千ギガジュール | 都市ガスを使用 | 〇 |
再利用しているものは計算に入れませんが、すべて含みf+gを計算します。
エネルギー使用量=23000×0.0258=593.4キロリットル
機械部品製造工場の使用した熱量2941.2キロリットル、本社事務所593.4キロリットルより
合計3534.6キロリットル
エネルギー管理員 | 第二種特定事業者 | 製造業 | 3,000kℓ/年度以上 1,500㎘/年度未満 | 1人 | 6か月以内 |
なし | 指定なし | 事務所 | 1,500㎘/年度未満 |
エ aとe ウ 3535 ウ エネルギー管理員 カ 6月以内
12点
平成27年 問題1(2)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
解説と解答
発熱量又は熱量1ギガジュールは原油0.0258キロリットル換算
食品工場 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
a | 4万8千ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
b | 3万8千ギガジュール | A重油を使用 | 〇 |
c | 2万5千ギガジュール | 都市ガスを使用 | 〇 |
d | 8千ギガジュール | cで発生した電気を利用 | × |
e | 1万ギガジュール | cで発生した蒸気を利用 | × |
f | 2千ギガジュール | 再生可能エネルギー | × |
再利用、二次利用や再生可能エネルギーを燃料にしているものは計算にいれない為、それらを除いたa+b+cを計算します。
エネルギー使用量=111000×0.0258=2863.8キロリットル
本社事務所 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
g | 1万5千ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
エネルギー使用量=15000×0.0258=387キロリットル
機械部品製造工場の使用した熱量2862.8キロリットル、本社事務所387キロリットルより
合計3250.8キロリットル
エネルギー管理員 | 第二種特定事業者 | 製造業 | 1,500㎘/年度以上 3,000㎘/年度未満 | 1人 |
なし | 指定なし | 事務所 | 1,500㎘/年度未満 |
選任する者 | 年間使用合計量 |
エネルギー管理統括者 | 1,500㎘/年度以上 |
エネルギー管理企画推進者 | 1,500㎘/年度以上 |
エネルギー管理者 | 3,000㎘/年度以上 |
エネルギー管理員 | 1,500㎘/年度以上 |
エ 3251 ウ 第二種 キ ①と⑤と⑥ 14点
平成26年 問題1(2)エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について
解説と解答
発熱量又は熱量1ギガジュールは原油0.0258キロリットル換算
圧延工場 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
a | 5万ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
b | 6万ギガジュール | 都市ガスを使用 | 〇 |
c | 9千ギガジュール | 木材チップを使用 | × |
1万1千ギガジュール | A重油を使用 | 〇 |
木材チップを燃料にしているものは計算にいれない為、それらを除いたa+b+cを計算します。
エネルギー使用量=121000×0.0258=3121.8キロリットル
精整加工工場 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
d | 4万ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
e | 2万ギガジュール | 都市ガスを使用 | 〇 |
d+eを計算します。
エネルギー使用量=60000×0.0258=1548キロリットル
本社事務所 使用した熱量
項目 | エネルギー使用量 | エネルギーの種類など | 使用量計算の有無 |
f | 8千ギガジュール | 電気を購入し使用 | 〇 |
エネルギー使用量=8000×0.0258=206.4キロリットル
圧延工場の使用した熱量3121.8キロリットル、精整加工工場の使用した熱量1548キロリットル、本社事務所206.4キロリットルより
合計4876.2キロリットル
エネルギー管理者 | 第一種特定事業者 | 製造業 | 3,000㎘/年度以上 2万kℓ/年度未満 | 1人 |
エネルギー管理員 | 第二種特定事業者 | 製造業 | 1,500㎘/年度以上 3,000㎘/年度未満 | 1人 |
なし | 指定なし | 事務所 | 1,500㎘/年度未満 |
キ 4876 タ 圧延工場が第一種 精整加工工場は第二種
シ エネルギー管理者1名 サ エネルギー管理員 12点
過去の傾向
第三章「工場等に係る措置等」
第一節 工場等に係る措置
第二款 特定事業者に係る措置
エネルギー管理統括者 第8条
エネルギー管理企画推進者 第9条
第一種エネルギー管理指定工場等の指定等 第10条 第11条 第12条
第二種エネルギー管理指定工場等の指定等 第13条 第14条
年度 | エネルギーを使用する工場等における「法」の適用に関する事項について | 配点 |
R6年度 | 〇 3問 | 12点 |
R5年度 | 〇 3問 | 12点 |
R4年度 | 〇 5問 | 20点 |
R3年度 | 〇 4問 | 16点 |
R2年度 | 〇 5問 | 22点 |
R元年度 | 〇 4問 | 18点 |
H30年度 | 〇 4問 | 16点 |
H29年度 | 〇 4問 | 12点 |
H28年度 | 〇 4問 | 12点 |
H27年度 | 〇 3問 | 14点 |
H26年度 | 〇 4問 | 12点 |
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