令和5年度(2023年度)から電気工事士と電験3種ではCBT方式の受験が選択可能になりました。
今わかっている情報と従来の筆記試験との違いについてまとめます。
CBT方式とは
コンピュータ上での試験方式を指します。問題提示と解答入力をコンピュータ上で行います。
従来の筆記試験方式は問題用紙が配付されて解答用紙に鉛筆などで記入します。
CBT方式を導入した試験
- 第3種電気主任技術者試験
- 第1種電気工事士 筆記試験
- 第2種電気工事士 筆記試験
CBT方式の受験申し込み方法
1.上記試験に申し込みする時に、従来の筆記試験とCBT試験のどちらかを選択します。
2.CBT方式を選択した場合は、受験申込確定後にCBT会場申込手続を行います。
3.CBT会場申込手続は試験会場及び試験日時の選択です。
4.CBT会場申込手続は、期間内にマイページから試験会場・試験日時を選択することで行います。
※マイページはインターネット申し込みの際に作成します。郵便申し込みの場合もインターネット環境でマイページの作成は必要です。
申し込みは一般財団法人電気技術者試験センターホームページへ
試験の実施日
CBT方式と従来の筆記方式で比較します。
CBT方式
期間内から試験日時を選択します。
試験の3日前まで変更可能
CBT方式→筆記試験に変更可能
期間内に選択しなかった場合、筆記試験に変更される
電験3種
期間内25日の間から選択します。
科目ごとに日にちを変更して受験可能です。
電気工事士
期間内18日の間から日時を選択して受験します。
筆記試験
従来通り、試験日が設定され受験する。
CBT方式より遅い受験日に設定されている。
試験の場所
試験場所はそれぞれ200か所の設定を予定されています。
いままでの試験場所
電験3種 2022年度上期 78か所
第1種電気工事士 2022年度 61か所
第2種電気工事士 2022年度下期 75か所
3倍程度増えることから移動という視点からも受験しやすくなりました。
CBT方式と筆記試験方式の比較
CBT方式のメリット、デメリットを書き出します。
CBT方式のメリット
- 試験の日時を期間内で選ぶことができる
- 試験の場所を指定場所から選ぶことができる
- 試験日時、場所を3日前までなら変更できる
- 試験科目ごと試験日時など選ぶことができる(電験3種のみ)
- 試験の点数が試験後すぐわかる
CBT方式のデメリット
- 試験日が早く設定されている
- いままでと解答の仕方が違う為、戸惑うかもしれない
まとめ
CBT方式と従来の筆記試験どちらで受験をお考えですか?
私だったら従来の筆記試験方式で受験すると思います。
それは試験日、土日休みの仕事をしている事と試験日は後の方が勉強時間が増え良いと考えるからです。
しかしCBT方式は日時を自分で決められる事からいままで仕事や用事で受験機会を見送る事があった人にはありがたい制度です。
試験センターの狙い通り利便性向上に一役買うのではないかと期待できます。
今後の受験者や受験率に注目です。
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