科目Ⅰエネルギー総合管理及び法規より「エネルギー管理技術の基礎」問題の解答と解説です。
問題3の計算問題を過去の問題から解説していきます。
空気比の計算
理論空気量の計算
参考 ECCJ省エネルギーセンター エネルギー管理士 過去の試験問題
エネルギー管理技術の基礎
公式 一覧
空気比の計算
簡易式 空気比m=21/(21-酸素濃度O2)
理論空気量の計算
プロパンの完全燃焼の化学反応式 C3H8 + 5O2 → 3CO2 + 4H2O プロパンを燃焼させるには5倍の酸素量が必要
アセチレンの完全燃焼の化学反応式 2C2H2+5O2→4CO2+2H2O アセチレンを燃焼させるには2.5倍の酸素量が必要
メタンの完全燃焼の化学反応式 CH4 + 2O2 → CO2 + 2H2O メタンを燃焼させるには2倍の酸素量が必要
水素の完全燃焼の化学反応式 2H2 + O2 → 2H2O 水素を燃焼させるには0.5倍の酸素量が必要
ブタンの完全燃焼の化学式 2C4H10+13O2→8CO2+10H2O ブタンを燃焼させるには6.5倍の酸素量が必要
令和6年度 問題3(5)理論酸素量の計算
解説と解答
ブタンの完全燃焼の化学式
2C4H10+13O2→8CO2+10H2O 2C4H10は2mol分であるので1mol分に変換すると
13/2=6.5
(6)イ 6.5 5点
令和5年度 問題3(4)空気比の計算
解説と解答
簡易式 空気比m=21/(21-酸素濃度O2)
=21/(21ー3.5) =21/17.5 =1.2
B1.2
令和4年度 問題3(3)理論空気量の計算
解説と解答
プロパンを燃焼させるには5倍の酸素量が必要
プロパンの燃焼の際の化学反応式は次のようになります。C3H8 + 5O2 → 3CO2 + 4H2O
以上よりプロパンを燃焼させるには5倍の酸素量が必要になります。5㎥
問題文より空気中の酸素量は1㎥当たり0.21㎥です。
1:0.21=X:5 X=1×5/0.21 X=24㎥N
A24
令和3年度 問題3(3)理論空気量の計算
解説と解答
アセチレンを燃焼させるには2.5倍の酸素量が必要
アセチレンの燃焼の際の化学反応式は次のようになります。
2C2H2+5O2→4CO2+2H2O
以上よりアセチレン1を燃焼させるには2.5倍の酸素量が必要になります。
2.5㎥N
B2.5
令和元年度 問題3(3)理論空気量の計算
解説と解答
メタンを燃焼させるには2倍の酸素量が必要
空気比=実空気量/理論空気量
メタンの燃焼の際の化学反応式は次のようになります。
CH4 + 2O2 → CO2 + 2H2O
以上よりメタン1を燃焼させるには2倍の酸素量が必要になります。
問題文より空気中の酸素量は1㎥当たり0.21㎥です。
1:0.21=X:2 X=1×2/0.21 X=9.5㎥N
与えられた空気比を考える
1.1=実空気量/9.5
実空気量=9.5×1.1 =10.45㎥N
A10.5
平成30年度 問題3(4)理論空気量の計算
解説と解答
水素を燃焼させるには0.5倍の酸素量が必要
水素の燃焼の際の化学反応式は次のようになります。
2H2 + O2 → 2H2O
以上より水素2を燃焼させるには1の酸素量が必要になります。
水素1㎥Nに対し酸素0.5㎥Nが必要です。
問題文より空気中の酸素濃度は1㎥当たり0.3㎥です。
酸素0.5㎥Nの時、空気量は1:0.3=X:0.5 X=5/3
イ 1.67
平成28年度 問題3(5)理論空気量の計算
解説と解答
メタンを燃焼させるには2倍の酸素量が必要
メタンの燃焼の際の化学反応式は次のようになります。
CH4 + 2O2 → CO2 + 2H2O
以上より、メタン1㎥Nを燃焼させるには2倍の酸素量2㎥Nが必要になります。
問題文より空気中の酸素量は1㎥当たり0.21㎥です。
1:0.21=X:2 X=1×2/0.21 X=9.52㎥N
9.52
過去の傾向
年度 | 出題 | 化学反応物 | 配点 |
R6年度 | 〇 | ブタン | 5点 |
R5年度 | 〇 | 空気比 | 5点 |
R4年度 | 〇 | プロパン | 5点 |
R3年度 | 〇 | アセチレン | 5点 |
R2年度 | × | ||
R元年度 | 〇 | メタン(都市ガス) | 5点 |
H30年度 | 〇 | 水素 | 5点 |
H29年度 | × | ||
H28年度 | 〇 | メタン(都市ガス) | 5点 |
H27年度 | × | ||
H26年度 | × |
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