科目Ⅰエネルギー総合管理及び法規より「エネルギー管理技術の基礎」問題の解答と解説です。
問題3の計算問題を過去の問題から解説していきます。
熱交換
ステファン・ボルツマン
熱抵抗
放射エネルギー
参考 ECCJ省エネルギーセンター エネルギー管理士 過去の試験問題
- エネルギー管理技術の基礎
- 公式 一覧
- 令和6年度 問題3(6)熱伝導率の計算
- 令和6年度 問題3(7)損失熱量の計算
- 令和5年度 問題3(7)熱交換の計算
- 令和4年度 問題3(4)熱交換の計算
- 令和4年度 問題3(5)ステファン・ボルツマンの計算
- 令和3年度 問題3(4)熱抵抗の計算
- 令和3年度 問題3(5)放射エネルギーの計算
- 令和2年度 問題3(5)熱交換の計算
- 令和元年度 問題3(4)熱交換の計算
- 令和元年度 問題3(5)ステファン・ボルツマンの計算
- 平成30年度 問題3(6)熱交換の計算
- 平成29年度 問題3(3)ステファン・ボルツマンの計算
- 平成29年度 問題3(4)熱損失の計算
- 平成29年度 問題3(5)熱交換の計算
- 平成28年度 問題3(4)ステファン・ボルツマンの計算
- 平成27年度 問題3(4)熱交換の計算
- 平成26年度 問題3(4)熱交換の計算
- 公式 一覧
- 過去の傾向
エネルギー管理技術の基礎
公式 一覧
熱通過量Q=比例定数K×(高温側温度tf1−低温側温度tf2)/壁の厚さt
比例定数Kは熱伝導率(W/(m・K))
熱損失量q=熱伝達率h×(高温側温度tf1−低温側温度tf2)
熱伝達率h(W/(m・K))
放射強度I=放射率ε×ステファンボルツマン定数σ×絶対温度T^4
熱抵抗Rc=(高温側温度tf1−低温側温度tf2)/熱流束q
1/K=1/α1+1/α2+d/ρ
K 熱通過率 α1 温風が壁へ熱を伝える時の熱伝達率 α2 壁が冷風へと熱を伝える時の熱伝達率 d 壁の厚さ ρ 壁の熱伝導率
令和6年度 問題3(6)熱伝導率の計算
解説と解答
熱通過量Q=比例定数K×(高温側温度tf1−低温側温度tf2)/壁の厚さt
比例定数Kは熱伝導率(W/(m・K))
K=400/600×0.3 K=2/3×3/10 =6/30 =0.2
(7)ウ 0.2 5点
令和6年度 問題3(7)損失熱量の計算
解説と解答
公式 熱損失量q=熱伝達率h×(高温側温度tf1−低温側温度tf2)
熱伝達率h(W/(m・K))
q(W/㎡)=5(W/(㎡・K))×(90−30)(℃)
=5×60 =300
(8)イ 3.0 5点
令和5年度 問題3(7)熱交換の計算
解説と解答
熱通過量Q=比例定数K×(高温側温度tf1−低温側温度tf2)/壁の厚さt
比例定数Kは熱伝導率(W/(m・K))
40×10^3=25/20×10^−3×(100−tf2)
40×10^3×20×10^−3/25−100=−tf2
−68=−tf2 tf2=68℃
単位であるmm、W/(m・K)、℃、(W/(㎡・K))に注目
68
令和4年度 問題3(4)熱交換の計算
解説と解答
熱通過量Q=比例定数K×(高温側温度tf1−低温側温度tf2)/壁の厚さt
比例定数Kは熱伝導率(W/(m・K))
600=0.25×(800−80)/t
t=0.25×720/600 t=0.3(m) =30(㎝)
30
令和4年度 問題3(5)ステファン・ボルツマンの計算
解説と解答
放射強度I=放射率ε×ステファンボルツマン定数σ×絶対温度T^4
放射エネルギーI=0.8×5.67×10^-8×1000^4 =44800(W/㎡)
(W/㎡)→(kW/㎡)に変更
44.8(kW/㎡)
45
令和3年度 問題3(4)熱抵抗の計算
解説と解答
熱抵抗Rc=(高温側温度tf1−低温側温度tf2)/熱流束q
Rc=(50−20)/400 =0.075
7.5
令和3年度 問題3(5)放射エネルギーの計算
解説と解答
放射強度I=放射率ε×ステファンボルツマン定数σ×絶対温度T^4
I600=εσ×600^4
I400=εσ×400^4
I600=εσ×600^4/I400=εσ×400^4
比較=600^4/400^4 =600×600×600×600/400×400×400×400
=1296/256 =5.06
ウ 5.1
令和2年度 問題3(5)熱交換の計算
解説と解答
公式 熱通過量Q=比例定数K×(高温側温度tf1−低温側温度tf2)/壁の厚さt
比例定数Kは熱伝導率(W/(m・K))
750=K×(660−60)/0.2
K=0.2×750/600 K=0.25(W/(m・K)
2.5
令和元年度 問題3(4)熱交換の計算
解説と解答
1/K=1/α1+1/α2+d/ρ
K 熱通過率 α1 温風が壁へ熱を伝える時の熱伝達率 α2 壁が冷風へと熱を伝える時の熱伝達率 d 壁の厚さ ρ 壁の熱伝導率
1/K=1/80+1/20+0.01/1.75 1/K=1/80+4/80+1/175 1/K=5/80+1/175 1/K=0.0625+0.00571 1/0.06821=K
K=14.7
ウ 14.7
令和元年度 問題3(5)ステファン・ボルツマンの計算
解説と解答
放射強度I=放射率ε×ステファンボルツマン定数σ×絶対温度T^4
放射エネルギーI=0.7×5.67×10^-8×800^4 =16257(W/㎡)
(W/㎡)→(kW/㎡)に変更
16.3(kW/㎡)
16.3
平成30年度 問題3(6)熱交換の計算
解説と解答
1/K=1/α1+1/α2+d/ρ
K 熱通過率 α1 温風が壁へ熱を伝える時の熱伝達率 α2 壁が冷風へと熱を伝える時の熱伝達率 d 壁の厚さ ρ 壁の熱伝導率
1/K=1/10+1/10+0.01/50 1/K=1/5+1/5000 1/K=1000/5000+1/5000 1/K=1001/5000 5000/1001=K
K=4.995
5.0
平成29年度 問題3(3)ステファン・ボルツマンの計算
解説と解答
放射強度I=放射率ε×ステファンボルツマン定数σ×絶対温度T^4
放射エネルギーI=0.8×5.67×10^-8×(273+60)^4 =5.6×10^2
5.6
平成29年度 問題3(4)熱損失の計算
解説と解答
公式 熱損失量q=熱伝達率h×(高温側温度tf1−低温側温度tf2)
熱伝達率h(W/(m・K))
q=5×(80−20) =300
3.0×10^2
平成29年度 問題3(5)熱交換の計算
解説と解答
熱通過量Q=比例定数K×(高温側温度tf1−低温側温度tf2)/壁の厚さt
比例定数Kは熱伝導率(W/(m・K))
640=0.2×(880−80)/t t=160/640 =1/4 =0.25
2.5×10^2
平成28年度 問題3(4)ステファン・ボルツマンの計算
解説と解答
放射強度I=放射率ε×ステファンボルツマン定数σ×絶対温度T^4
放射エネルギーI=0.8×5.67×10^-8×(273+127)^4 =1161
1.16×10^3
平成27年度 問題3(4)熱交換の計算
解説と解答
熱通過量Q=比例定数K×(高温側温度tf1−低温側温度tf2)/壁の厚さt
比例定数Kは熱伝導率(W/(m・K))
Q=0.35×(950−90)/0.4 Q=0.35×860/0.4 =752.5
753
平成26年度 問題3(4)熱交換の計算
解説と解答
公式 熱通過量Q=比例定数K×(高温側温度tf1−低温側温度tf2)/壁の厚さt
比例定数Kは熱伝導率(W/(m・K))
Q=0.25×(60−30)/0.3 Q=0.25×30/0.3 =25
25
過去の傾向
年度 | 出題数 | 配点 |
R6年度 | 2問 | 10点 |
R5年度 | 2問 | 10点 |
R4年度 | 1問 | 5点 |
R3年度 | 2問 | 10点 |
R2年度 | 1問 | 5点 |
R元年度 | 2問 | 10点 |
H30年度 | 1問 | 5点 |
H29年度 | 3問 | 15点 |
H28年度 | 1問 | 5点 |
H27年度 | 1問 | 5点 |
H26年度 | 1問 | 5点 |
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